魔王(日本版) 最終回(第11話) 感想(加筆修正・色替完了!)
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待ちに待った最終回!
ラスト位は見ながらリアルタイムタイピングしてみようか(気合!)
※セリフ補完や2度見の加筆及び色替えもしました。
パクられた劇団白ひとりは、自分はつい父親の顔色を窺ってしまうので、ありのままに父親に食ってかかっていた直人をうらやんでいました。
あのクソ父は直人を後継者にしたいと内心思っているのだと言います。
煙草買ってきてくれないか?最後に一服したいんだよ。
…最期にかもね!
おぉ!案の定宗田を殺したシガレットケースが出てきたZE!
つーか拘留される時、全身裸にされて全ての所持品を没収されるんじゃないのか。
そこが白血病でも無菌室に入らない韓ドラクオリティ。
典良の死を聞いて駆けつけた芹沢栄作。
走り方が何か妙に笑えたわw
典良は千切られた紙切れに遺書を残していました。
お父さん、ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
クソ父の目にも涙で、遂に息子に謝罪する日がやってきたのだ!
直人…私を許してくれ。
どんなことがあっても、お前達二人は私の息子だからな…。
兄貴を…頼みます…。
涙が零れそうになるのを必死でこらえて部屋を出る直人。
芹沢典良は自殺しました。
これもあなたの狙いなんですか?
デカチョーは成瀬にそう問います。
幼い頃の傷はその人の一生を支配します。
真中友雄は17歳の若さでこれ以上ない辛い経験をし、世の中の影を知った。
それで彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。
これだけは解って欲しいんです。
芹沢も11年も罪を背負って生きている。
真中友雄はあいつの辛さを一番解ってやれます。
お願いします、もう芹沢を許してやって下さい!
デカチョー、前々から思ってたけど、すんげぇいい人だなぁ。
今まで何でスルーしてたのか不思議な位。
成瀬は泣き崩れる直人を見て思う所があったようで、赫い小部屋でかつて無いほどに顔を歪め、直人や復讐者リストの写真をビリビリに引き裂いてしまいました!
かなり(´・ω・`)ショボーン顔な魔王様は、とぼとぼと歩いているとしおりと出会っちゃいましたよ!
怖いんです…成瀬さんに何かが起こりそうで…。
そしてしおりからガバァッと抱きついてきましたYO!
成瀬さんが進もうとする道には、こんな幸せな景色がありますか!?
領はしおりの手を一瞬取りましたが、何も言わずに去ってしまいました…。
葛西が保釈されることになりました。
保釈金は成瀬が出したそうです。
成瀬はこの時点で葛西を許しているので、真実を伏せたのでしょうね。
田中圭、拘留中に後ろ髪が伸びた設定ぽくって、ちょっとカッコイイじゃないかw
ホンット最近の田中圭はオイシイ役どころを貰いまくりじゃないかい?(ホームレス中学生の兄ちゃんとかさ~)
少しの間でも愛する人を大事にしてあげて下さい。
これ完っ璧に本当は自分に言い聞かせたい科白じゃありませんか!
葛西は早速麻里に電話すると、麻里はあの家を出て葛西のマンションで待ってるそうです。
そして遂に死亡フラグがホンモノになる瞬間がぁ~!
芹沢栄作・胸を押さえ倒れたぁぁぁっ!
皮肉にも家族のアルバムを見ている最中、誰に看取られることもなく孤独に逝ってしまいました。
まぁこれまでの報いと云ったらそれまでですが。
さてさて、何とかしなきゃイカンのはオタメガネ+ネズミ男・山野ですよ!
稲妻ほとばしってますよ!
山野は成瀬に何故葛西を釈放したのか激昂しながら問い糾す。
ヤベェ。コイツに魔王様の復讐計画を邪魔立てされてなるものか!
あなたは誰の為に復讐するつもりなんです?
英雄が何のためにあなたを止めたと思ってるんです!?
成瀬の言葉は山野には届かない。
もうあなたには頼らない。
僕がこの手で仕留めます。
山野は成瀬の腹を刺してしまったーッ!!
前のめりに倒れる魔王様!!
あんたの所為だぞ!僕の邪魔をするから!!
暴走キャラ山野は一人も二人も一緒だと云わんばかりに葛西をも刺し殺してしまいました!!
葛西のため手料理を作って待つ麻里がカットインされる演出が泣けるわ~。
やっぱりコイツは絶対に野放しにしちゃいけないキャラでした。
思った通りに暴走してくれやがりますな。
領はしおりに手紙を遺していました。
何か予感を感じたのでしょう。
しおりは領に電話します。
成瀬は息も絶え絶え、脂汗だくだくで電話を受けましたが、どうやらしおりからの電話でなく、直人との最後の対決の電話だったようです。
直人は不法で銃を携帯し、ここで山野を殺したかのような深読みしすぎな報道(警察官に射殺!)がなされていましたが(トラップにひっかっちまったい!)、クソ父をちゃんとソファに横たえて、そこに自分宛に送られてきた運命の輪のタロットカードを2枚安置して行きました。
コレ、警察の捜査時にあらぬ誤解を招きそうな悪寒もするんですが、直人なりにどのような幕が引かれるかの覚悟の表れだったのかも。
しおりへ宛てた手紙はこのように綴られていました。
ハッキリ言って私的にはこの内容が一番ぐっと来ました…(´Д⊂ヽ
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とか…愛情や人を思う気持ちも一切捨ててきたつもりだったんです。
でも違った。
あなたはいつも僕を見ていてくれた。
あなたの暖かな想いが、僕の冷たい棘を暖かく溶かしてくれるような気がした。
一番大切なものを置き去りにしようとしていた僕に、その虚しさを教えてくれたのはあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くで感じるたびに、何度夢みたかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることが出来ません。
あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間が居るんです。
しおりさん、申し訳ありません…。
…そして…今までありがとう…。
今、死ぬわけにはいかないんだ…。
成瀬ははだけていたスーツのボタンを留め、表情を魔王モードに!
狙い澄ましたかのように嵐のtruthが流れます!
やっぱこの曲テンション上がりますね~♪
今思うに女刑事・薫が跪いて泣いていたのは…あの結末を耳にした瞬間だったのかもしれません。
ふたりは11年前の因縁の場所で対峙していました。
結末に相応しい場所ですね。
最後の標的は俺か?
直人は出会い頭に銃口を成瀬に向けた。
あんたの復讐は未完成のまま終わる。
俺の所為で沢山の人が死んだ。親父や兄貴まで。
俺の所為で始まった復讐だ。
だから俺の手で止めるしかないんだ。
直人は震える手で、尚も成瀬に銃口を向け続ける。
何を迷っているんです?憎くないんですか?
あなたはたった一人の父親と、優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友まで殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずだ!違うか!?
法律では僕は裁けない!
復讐するチャンスは今しかないんだ!!早く殺せ!!!!!
直人は銃を降ろしました。
成瀬の真意に気付いたのです。
あんたの目的は…これだったのか…。
俺に自分を殺させることだったのか…。
罪を逃れた俺に、今度こそ人を殺させた裁きを受けさせるために、自分の命を犠牲にしてまで…。
あなたはまだ解らないんですか!
僕の人生に失うものなんてとうになかったんだ…。
英雄と、母が死んでから。
これで…全部終わる…。
ようやく…僕が僕に還る時が来るんだ…。
さあ、撃って下さい。
これは真実から逃げたあなたの義務なんです。
終わらせるんだ…
止めてくれ…
僕を撃て!これがあなたの役目だ!!僕を殺せ!!!!!
大野君も斗真も泣きっぷりのテンションがスゲー!
出来ない…あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。
俺にはあなたを殺せない…。
このまま生きていたら僕は自分を赦せない…。
成瀬は直人の銃を拾い上げ、自殺しようと!
必死で止める直人。
一度は空砲だったものの、揉み合いになって成瀬は直人の腹を撃ち抜いてしまう!
11年前の…リフレイン…。
真実は…此処に…。
しっかりしろ!
これで…良かったんだ…最初からこうしていれば…。
息も絶え絶えに成瀬の手を握りしめる直人。
精一杯自分の為に生きて下さい…。友雄さん。
許して下さい。俺の事もあなた自身の事も…。
直人、絶命!!
しっかりしろ!目を開けてくれ…!!死ぬな芹沢!!死ぬなぁぁっ!!!!!
必死で最後の対決の地に駆けつけるしおりだが、山野に刺された傷が深かったのか、成瀬も意識が朦朧と…。
赦してくれ…。僕のこともあなたのことも…。
二人は寄り添うように息を引き取っていました…。
しかも直人の手には英雄の思い出のハーモニカが握られていたのです!!
何か同人誌を描きたくなる死にっぷりで萌えです!(この期に及んで何を言うのか!)
けれどしおりは間に合わなかったのです…。
ウワーン。・゚・(ノД`)・゚・。・!!!!!
直人が成瀬を撃ってラストだと思っていたので、まさかふたりとも逝くとは思わなんだ…。
それに直人が山野を殺すのも何かスゲェ唐突…。誰か解説して~。
※お陰様で沢山ツッコミ入りました☆あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!
ふたりの最期の言葉が「許してください、俺(僕)のことも、あなたのことも…」
お互いに自分の事と相手の事を許し合おうというラストの科白といい、ラス前の回で直人が「あなたを通して自分を見ているようで…。あなたは俺と同じ顔をしている。」なんて言ってたし、ありきたりな表現ですがふたりはカードの表と裏だったのだなぁ…と。
ラストに堕天する前のルシフェルのイラストが掲げられたのも…何か上手く言えないけど、魔王も元は天使だった…。
元の姿に…魔王・成瀬領から、天使・真中友雄に還ったって事でよろしいか?
うーん、2回ルシフェルの絵が出たので、成瀬と直人・ふたりの天使ということかも…。
無いアタマで考えれば考えるほど深みに嵌ってますわ~。
昏いトンネルを抜けて、青い空と海が広がるエピローグへ…。
デカチョーは刑事を辞めたようで、カミさんに憑き物が落ちたと言われてるそーです。
仏前には成瀬の…否、ふたりの遺品のハーモニカが…。
それを触れたしおりが見た映像は何なのか、物凄く気になるラストでした!
…DVD買えってコトデスカ…orz
誰かDVD見たら感想聞かせてチョーダイ!(HN及び本文中『通りすがり』と書くとコメ保留になるのでお気を付けて!)
え~ブログ巡回していると、ラストシーンで粗末なCGの二羽の蝶が戯れるように飛んでいて蛇足な演出などと散々書かれていたのですが(この辺放心してホンット記憶があやふやだったのだ)、これってタイトルバックからちゃーんと繋がっている演出で、私は逆に鳥肌が立ちましたね!
蝶が飛んできて成瀬も直人も一瞬にして消えてしまう…。
まさかこのラストを示唆している演出だったとは!
人がバタバタ死ぬラストで、これはやっぱ拡大枠でもっとマッタリ見たかったです…。
ラストがとにっかく駆け足でちょい残念でした。
成瀬と直人が寄り添うように逝くのは韓国版と全く同じで避けられない運命だったようです。
このラストシーンは私的にはホンット萌えで、沢山の方がそう思われているように、このシーンで締めくくった方が良かったのではないかと思っています。
もしくはデカチョーは要らんから、やはり最大のキーパーソンでもあるしおりだけのエピローグの方が絵面的にも良かったのではないかと…。
全体的な感想
第1話の感想にもちらっと書いたのですが、使われているモチーフがタロットカードであったり、ルシファーの堕天の話だったり、ダンテの神曲であったりと、とにっかく私が食いつく要素満載だったことが先ず大きかったです。
それに加え全体の醸し出す雰囲気がどうにも白夜行ちっくだったのもいいわ~。
スタッフが白夜行の方々と一緒だったというのにも納得。
更にキャラ設定がギアス臭ぷんぷんしたのもツボでした☆
劇伴音楽も重厚で厳かなものが多くて、作品にバッチリ合っていました♪
まぁ最終回はガンガンうるさく流しすぎの感も否めませんでしたが。
嵐の主題歌も決して悪くなかったし(寧ろ好きです)、タイトルバックをラス前まできっちり流し続けたのも称賛出来ます(あの雰囲気がまたタマランのよ)
そして何より大野くんのポテンシャルが予想以上に高くて、こんなに芝居出来るリーダーだったんだ!と本当にビックリしたものです。
連ドラデビュー作とは思えないほど鮮烈でした!
…とまぁ私にとって貶す要素が殆ど無かったのですよ。
この作品はお世辞にも明るい内容ではないですし、サイコメトラーとかタロットカードとか、ごく一般人には取っつきにくい要素も多くて、老若男女全ての人が楽しめるどころか、かなり見る人を選ぶ作品だったようにも感じますが、私的にはホンット毎週楽しめました!
ラスフレ亡き後、このブログの民放ドラマ部門存続も何気に危うかったんですけど(苦笑)、魔王様のお陰で何とか毎週ガチレビューが書けました(笑)
秋冬クールでもせめて1本は真剣に楽しめるドラマに巡り会えますように!
余談ですが、タイトルに“日本版”と表記しているのは、もし韓国版を見る機会に恵まれたら是非ともそちらの感想も書きたいなぁと思ったからです。
ともあれ最後まで読んで下さった方、ご静聴本当にありがとうございました!
愛暴走故、魔王様追悼なんてな記事を書いてます。
コチラです←クリック
キャスト お疲れ様でした!
成瀬領:大野智
芹沢直人:生田斗真
咲田しおり:小林涼子
葛西均:田中圭
宗田充:忍成修吾
石本陽介:脇知弘
高塚薫:上原美佐
仁科江里:篠原真衣
山野真:清水優
石原管理官:飯田基祐
倉田隆:東根作寿英
芹沢麻里:吉瀬美智子
芹沢典良:劇団ひとり
中西弘道:三宅裕司
芹沢栄作:石坂浩二
待ちに待った最終回!
ラスト位は見ながらリアルタイムタイピングしてみようか(気合!)
※セリフ補完や2度見の加筆及び色替えもしました。
パクられた劇団白ひとりは、自分はつい父親の顔色を窺ってしまうので、ありのままに父親に食ってかかっていた直人をうらやんでいました。
あのクソ父は直人を後継者にしたいと内心思っているのだと言います。
煙草買ってきてくれないか?最後に一服したいんだよ。
…最期にかもね!
おぉ!案の定宗田を殺したシガレットケースが出てきたZE!
つーか拘留される時、全身裸にされて全ての所持品を没収されるんじゃないのか。
そこが白血病でも無菌室に入らない韓ドラクオリティ。
典良の死を聞いて駆けつけた芹沢栄作。
走り方が何か妙に笑えたわw
典良は千切られた紙切れに遺書を残していました。
お父さん、ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。
クソ父の目にも涙で、遂に息子に謝罪する日がやってきたのだ!
直人…私を許してくれ。
どんなことがあっても、お前達二人は私の息子だからな…。
兄貴を…頼みます…。
涙が零れそうになるのを必死でこらえて部屋を出る直人。
芹沢典良は自殺しました。
これもあなたの狙いなんですか?
デカチョーは成瀬にそう問います。
幼い頃の傷はその人の一生を支配します。
真中友雄は17歳の若さでこれ以上ない辛い経験をし、世の中の影を知った。
それで彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない。
これだけは解って欲しいんです。
芹沢も11年も罪を背負って生きている。
真中友雄はあいつの辛さを一番解ってやれます。
お願いします、もう芹沢を許してやって下さい!
デカチョー、前々から思ってたけど、すんげぇいい人だなぁ。
今まで何でスルーしてたのか不思議な位。
成瀬は泣き崩れる直人を見て思う所があったようで、赫い小部屋でかつて無いほどに顔を歪め、直人や復讐者リストの写真をビリビリに引き裂いてしまいました!
かなり(´・ω・`)ショボーン顔な魔王様は、とぼとぼと歩いているとしおりと出会っちゃいましたよ!
怖いんです…成瀬さんに何かが起こりそうで…。
そしてしおりからガバァッと抱きついてきましたYO!
成瀬さんが進もうとする道には、こんな幸せな景色がありますか!?
領はしおりの手を一瞬取りましたが、何も言わずに去ってしまいました…。
葛西が保釈されることになりました。
保釈金は成瀬が出したそうです。
成瀬はこの時点で葛西を許しているので、真実を伏せたのでしょうね。
田中圭、拘留中に後ろ髪が伸びた設定ぽくって、ちょっとカッコイイじゃないかw
ホンット最近の田中圭はオイシイ役どころを貰いまくりじゃないかい?(ホームレス中学生の兄ちゃんとかさ~)
少しの間でも愛する人を大事にしてあげて下さい。
これ完っ璧に本当は自分に言い聞かせたい科白じゃありませんか!
葛西は早速麻里に電話すると、麻里はあの家を出て葛西のマンションで待ってるそうです。
そして遂に死亡フラグがホンモノになる瞬間がぁ~!
芹沢栄作・胸を押さえ倒れたぁぁぁっ!
皮肉にも家族のアルバムを見ている最中、誰に看取られることもなく孤独に逝ってしまいました。
まぁこれまでの報いと云ったらそれまでですが。
さてさて、何とかしなきゃイカンのはオタメガネ+ネズミ男・山野ですよ!
稲妻ほとばしってますよ!
山野は成瀬に何故葛西を釈放したのか激昂しながら問い糾す。
ヤベェ。コイツに魔王様の復讐計画を邪魔立てされてなるものか!
あなたは誰の為に復讐するつもりなんです?
英雄が何のためにあなたを止めたと思ってるんです!?
成瀬の言葉は山野には届かない。
もうあなたには頼らない。
僕がこの手で仕留めます。
山野は成瀬の腹を刺してしまったーッ!!
前のめりに倒れる魔王様!!
あんたの所為だぞ!僕の邪魔をするから!!
暴走キャラ山野は一人も二人も一緒だと云わんばかりに葛西をも刺し殺してしまいました!!
葛西のため手料理を作って待つ麻里がカットインされる演出が泣けるわ~。
やっぱりコイツは絶対に野放しにしちゃいけないキャラでした。
思った通りに暴走してくれやがりますな。
領はしおりに手紙を遺していました。
何か予感を感じたのでしょう。
しおりは領に電話します。
成瀬は息も絶え絶え、脂汗だくだくで電話を受けましたが、どうやらしおりからの電話でなく、直人との最後の対決の電話だったようです。
直人は不法で銃を携帯し、ここで山野を殺したかのような深読みしすぎな報道(警察官に射殺!)がなされていましたが(トラップにひっかっちまったい!)、クソ父をちゃんとソファに横たえて、そこに自分宛に送られてきた運命の輪のタロットカードを2枚安置して行きました。
コレ、警察の捜査時にあらぬ誤解を招きそうな悪寒もするんですが、直人なりにどのような幕が引かれるかの覚悟の表れだったのかも。
しおりへ宛てた手紙はこのように綴られていました。
ハッキリ言って私的にはこの内容が一番ぐっと来ました…(´Д⊂ヽ
僕はあの日からずっと一人きりで生きてきました。
信頼とか絆とか…愛情や人を思う気持ちも一切捨ててきたつもりだったんです。
でも違った。
あなたはいつも僕を見ていてくれた。
あなたの暖かな想いが、僕の冷たい棘を暖かく溶かしてくれるような気がした。
一番大切なものを置き去りにしようとしていた僕に、その虚しさを教えてくれたのはあなたでした。
今までの過ちを捨て、新たな未来を、あなたと一緒に生きていけたら。
あなたを近くで感じるたびに、何度夢みたかわかりません。
でも僕はもう後戻りすることが出来ません。
あと一人、どうしても死ななくてはいけない人間が居るんです。
しおりさん、申し訳ありません…。
…そして…今までありがとう…。
今、死ぬわけにはいかないんだ…。
成瀬ははだけていたスーツのボタンを留め、表情を魔王モードに!
狙い澄ましたかのように嵐のtruthが流れます!
やっぱこの曲テンション上がりますね~♪
今思うに女刑事・薫が跪いて泣いていたのは…あの結末を耳にした瞬間だったのかもしれません。
ふたりは11年前の因縁の場所で対峙していました。
結末に相応しい場所ですね。
最後の標的は俺か?
直人は出会い頭に銃口を成瀬に向けた。
あんたの復讐は未完成のまま終わる。
俺の所為で沢山の人が死んだ。親父や兄貴まで。
俺の所為で始まった復讐だ。
だから俺の手で止めるしかないんだ。
直人は震える手で、尚も成瀬に銃口を向け続ける。
何を迷っているんです?憎くないんですか?
あなたはたった一人の父親と、優しいお兄さんを奪われた。
そしてかけがえのない親友まで殺されたんだ。
殺しても飽き足らないほど憎いはずだ!違うか!?
法律では僕は裁けない!
復讐するチャンスは今しかないんだ!!早く殺せ!!!!!
直人は銃を降ろしました。
成瀬の真意に気付いたのです。
あんたの目的は…これだったのか…。
俺に自分を殺させることだったのか…。
罪を逃れた俺に、今度こそ人を殺させた裁きを受けさせるために、自分の命を犠牲にしてまで…。
あなたはまだ解らないんですか!
僕の人生に失うものなんてとうになかったんだ…。
英雄と、母が死んでから。
これで…全部終わる…。
ようやく…僕が僕に還る時が来るんだ…。
さあ、撃って下さい。
これは真実から逃げたあなたの義務なんです。
終わらせるんだ…
止めてくれ…
僕を撃て!これがあなたの役目だ!!僕を殺せ!!!!!
大野君も斗真も泣きっぷりのテンションがスゲー!
出来ない…あなたをそこまで苦しめたのは俺だ。
俺にはあなたを殺せない…。
このまま生きていたら僕は自分を赦せない…。
成瀬は直人の銃を拾い上げ、自殺しようと!
必死で止める直人。
一度は空砲だったものの、揉み合いになって成瀬は直人の腹を撃ち抜いてしまう!
11年前の…リフレイン…。
真実は…此処に…。
しっかりしろ!
これで…良かったんだ…最初からこうしていれば…。
息も絶え絶えに成瀬の手を握りしめる直人。
精一杯自分の為に生きて下さい…。友雄さん。
許して下さい。俺の事もあなた自身の事も…。
直人、絶命!!
しっかりしろ!目を開けてくれ…!!死ぬな芹沢!!死ぬなぁぁっ!!!!!
必死で最後の対決の地に駆けつけるしおりだが、山野に刺された傷が深かったのか、成瀬も意識が朦朧と…。
赦してくれ…。僕のこともあなたのことも…。
二人は寄り添うように息を引き取っていました…。
しかも直人の手には英雄の思い出のハーモニカが握られていたのです!!
何か同人誌を描きたくなる死にっぷりで萌えです!(この期に及んで何を言うのか!)
けれどしおりは間に合わなかったのです…。
ウワーン。・゚・(ノД`)・゚・。・!!!!!
直人が成瀬を撃ってラストだと思っていたので、まさかふたりとも逝くとは思わなんだ…。
それに直人が山野を殺すのも何かスゲェ唐突…。誰か解説して~。
※お陰様で沢山ツッコミ入りました☆あ(・∀・)り(・∀・)が(・∀・)と(・∀・)う!
ふたりの最期の言葉が「許してください、俺(僕)のことも、あなたのことも…」
お互いに自分の事と相手の事を許し合おうというラストの科白といい、ラス前の回で直人が「あなたを通して自分を見ているようで…。あなたは俺と同じ顔をしている。」なんて言ってたし、ありきたりな表現ですがふたりはカードの表と裏だったのだなぁ…と。
ラストに堕天する前のルシフェルのイラストが掲げられたのも…何か上手く言えないけど、魔王も元は天使だった…。
元の姿に…魔王・成瀬領から、天使・真中友雄に還ったって事でよろしいか?
うーん、2回ルシフェルの絵が出たので、成瀬と直人・ふたりの天使ということかも…。
無いアタマで考えれば考えるほど深みに嵌ってますわ~。
昏いトンネルを抜けて、青い空と海が広がるエピローグへ…。
デカチョーは刑事を辞めたようで、カミさんに憑き物が落ちたと言われてるそーです。
仏前には成瀬の…否、ふたりの遺品のハーモニカが…。
それを触れたしおりが見た映像は何なのか、物凄く気になるラストでした!
…DVD買えってコトデスカ…orz
誰かDVD見たら感想聞かせてチョーダイ!(HN及び本文中『通りすがり』と書くとコメ保留になるのでお気を付けて!)
え~ブログ巡回していると、ラストシーンで粗末なCGの二羽の蝶が戯れるように飛んでいて蛇足な演出などと散々書かれていたのですが(この辺放心してホンット記憶があやふやだったのだ)、これってタイトルバックからちゃーんと繋がっている演出で、私は逆に鳥肌が立ちましたね!
蝶が飛んできて成瀬も直人も一瞬にして消えてしまう…。
まさかこのラストを示唆している演出だったとは!
人がバタバタ死ぬラストで、これはやっぱ拡大枠でもっとマッタリ見たかったです…。
ラストがとにっかく駆け足でちょい残念でした。
成瀬と直人が寄り添うように逝くのは韓国版と全く同じで避けられない運命だったようです。
このラストシーンは私的にはホンット萌えで、沢山の方がそう思われているように、このシーンで締めくくった方が良かったのではないかと思っています。
もしくはデカチョーは要らんから、やはり最大のキーパーソンでもあるしおりだけのエピローグの方が絵面的にも良かったのではないかと…。
全体的な感想
第1話の感想にもちらっと書いたのですが、使われているモチーフがタロットカードであったり、ルシファーの堕天の話だったり、ダンテの神曲であったりと、とにっかく私が食いつく要素満載だったことが先ず大きかったです。
それに加え全体の醸し出す雰囲気がどうにも白夜行ちっくだったのもいいわ~。
スタッフが白夜行の方々と一緒だったというのにも納得。
更にキャラ設定がギアス臭ぷんぷんしたのもツボでした☆
劇伴音楽も重厚で厳かなものが多くて、作品にバッチリ合っていました♪
まぁ最終回はガンガンうるさく流しすぎの感も否めませんでしたが。
嵐の主題歌も決して悪くなかったし(寧ろ好きです)、タイトルバックをラス前まできっちり流し続けたのも称賛出来ます(あの雰囲気がまたタマランのよ)
そして何より大野くんのポテンシャルが予想以上に高くて、こんなに芝居出来るリーダーだったんだ!と本当にビックリしたものです。
連ドラデビュー作とは思えないほど鮮烈でした!
…とまぁ私にとって貶す要素が殆ど無かったのですよ。
この作品はお世辞にも明るい内容ではないですし、サイコメトラーとかタロットカードとか、ごく一般人には取っつきにくい要素も多くて、老若男女全ての人が楽しめるどころか、かなり見る人を選ぶ作品だったようにも感じますが、私的にはホンット毎週楽しめました!
ラスフレ亡き後、このブログの民放ドラマ部門存続も何気に危うかったんですけど(苦笑)、魔王様のお陰で何とか毎週ガチレビューが書けました(笑)
秋冬クールでもせめて1本は真剣に楽しめるドラマに巡り会えますように!
余談ですが、タイトルに“日本版”と表記しているのは、もし韓国版を見る機会に恵まれたら是非ともそちらの感想も書きたいなぁと思ったからです。
ともあれ最後まで読んで下さった方、ご静聴本当にありがとうございました!
愛暴走故、魔王様追悼なんてな記事を書いてます。
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キャスト お疲れ様でした!
成瀬領:大野智
芹沢直人:生田斗真
咲田しおり:小林涼子
葛西均:田中圭
宗田充:忍成修吾
石本陽介:脇知弘
高塚薫:上原美佐
仁科江里:篠原真衣
山野真:清水優
石原管理官:飯田基祐
倉田隆:東根作寿英
芹沢麻里:吉瀬美智子
芹沢典良:劇団ひとり
中西弘道:三宅裕司
芹沢栄作:石坂浩二