魔王(韓国版)第7・8話 キャプ感想
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韓国版見ちゃうともう日本に戻れなくなりそうなBS朝日版魔王第7・8話(韓国版第5~7話相当)の感想です。
登場人物紹介
カン・オス刑事(オム・テウン、日本版・芹沢直人@生田斗真)
オ・スンハ弁護士(チュ・ジフン、日本版・成瀬領@大野智)
ソ・ヘイン(シン・ミナ、日本版・咲田しおり@小林涼子)
ナ・ソクジン(日本版・葛西)
ユン・デシク(日本版・石本)
キム・スンギ(日本版・宗田)
キム・ヨンチョル(日本版・山野)
第7話 嘆きの都に向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインはデシクに送られてきたJUSTICEのタロットカードをサイコメトリー。
オスとデシクが談笑する映像、だったら殺せ!と揉み合う学生服の少年達の映像が見える。
タロットカフェから帰宅する地下鉄のホームで、ヘインはヨンチョルとすれ違い肩がぶつかる。
すると今し方サイコメトリーしたものと全く同じ映像が見えるではありませんか!
ヘインは今すれ違った黒い服の男を追いかける。
が、運悪く近くが事務所だというスンハとぶつかり、その男を見失ってしまう。
まさかここでスンハを邪険にはできないヘイン。
スンハは確信犯でかハンカチを差し出し、汗をぬぐってくださいとヘインに手渡した。
が、肌と肌が触れあうことはなく、サイコメトリー能力は不発。
スンハはヘインをタクシーで送り届けると申し出、ヘインはそれを受けるほかなかった。
車内で、夕食はまだですか?と尋ねるスンハ。
ヘインはタロットカフェの友人と待ち合わせがあると、それをやんわり断りました。
自宅前まで来ると、オスが待ちぼうけていました。
スンハの車から降りるふたり。
しかもこれ見よがしに、今度食事でもと誘うスンハに、ヘインは「はい」とお辞儀を…。
この二人を見た時のオスの表情がとても淋しそう…。
(日本版の感想読んでくださった方は驚かれるかもしれませんが、現時点では割と刑事の方に好意的な私なのです)
オスはヘインにデシク殺人現場の遺留品のボタンのサイコメトリーを頼みこんだ。
ヘインの友人は、この力を使うととても疲れるのだから何度も何度もアテにしないでと非難するが、ヘインは私のカードが使われていると云う事は、私に関係のある事かもしれないと、その申し出を受ける。
ソラをどこにやったの!?デシクと口論の果て揉み合う女性。
銃のような何かを持ったその女性は何度も何度も引き金を引いた。
銃声は無かったが、その後急に苦しみだしたデシクの残像が…。
ヘインはいよいよ動き出した運命の歯車を感じてか、オスの身を案じる。
が、オスは逆にヘインの能力を他に知られていないか尋ねた。
敵はヘインの能力を知る者だから…。
そんな折、ヘインとオス宛それぞれほぼ同時期に宅配が届く!
ヘイン:青封筒・中に【Ⅲ THE EMPRESS 女帝】のカード
オス:赤封筒・中に約10年前のオスが平和そうに笑っている写真と、ダンテの神曲・地獄門のくだりの手紙が…
嘆きの都に向かう者 我を通り過ぎよ
永遠の苦悩に向かう者 我を通り過ぎよ
滅びの民へと向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインは女帝のカードをサイコメトリーしようとするが、いいタイミングで魔王様がやって来ちゃいましたよ。
綺麗ですね、そのカード。
そう言うなりカードを手に取るスンハ。
ひょっとして何かしらのイメージをカードに擦り込むつもりなの?
水仙の絵が描かれていますね。
それに…この女性はあなたに似ています。
スンハは素直に喜んでいいものか微妙で意味深な言葉を残して去ってゆきました。
後にこの言葉の端々が全てヒントである事に気付くことになろうとは!
デシクの解剖結果が出た。
直接の死因は肥大型心筋症。
まさかこんな持病もあったとはね!
チーム・バチスタを…否、チーム・ドラゴンを呼べ~!
喘息を患っているのなら尚のことだという。
銃から放たれたガスがその引き金に…。
そのガスの成分は更に検査に出す模様。
顧問弁護士殺しの犯人チョ・ドンソプの初公判の日取りも決まる。
その事をドンソプに伝えに来たスンハはオスと出くわす。
オスはこの一連の事件は裏で誰かが仕組んでいてデシクの事件もそうだと、事もあろうに黒幕でもあるスンハに話してしまうのだ。
魔王様は一笑に付し、これは正当防衛だから何を訴えようとこちら側が有利だと余裕綽々。
100%勝つ自信があるのかと言うオスに、この世に100%の事など無く、目に見える真実さえ見ようとしないのが人間なのだと言い放つ。
そして最後に一言。
仮に誰かが仕組んだとしたら、その真犯人の動機を考えては?
魔王様は刑事を嘲笑うように言い残して去っていった。
あぁ、全然真相に辿り着けそうにない刑事に初の重大ヒントを…!
先程魔王様に阻止された女帝のカードのサイコメトリーを改めて行うヘイン。
何者かから逃げ惑う学生服の少年の後ろ姿。
揉み合う数人の足下に踏みしだかれたハッカ飴。
キム・スンギの笑顔…。
それをオスに知らせようとするヘインは、街角でまたもヨンチョルとすれ違う!
が、その時は肩が触れ合わなかったため、見逃してしまう。
一方、デカチョーとオ・弁護士事務所の事務長は、顧問弁護士とユン・デシク事件についての関連性について話し合っていた。
それには共通の人間が絡んでいたのだ。
12年前に起こった少年犯罪。
加害者の名前はカン・オス。
被害者の名前はチョン・テフン
そっか…魔王様の本名はチョン・何某か…。
経緯は日本版と全く同じのため割愛(オイ!)
代議士の父の力を借りて無罪放免となったその晩、オスは当時担当刑事だった事務長を訪ねて来たのだという。
その目は滂沱で濡れていた…。
その頃、警察の捜索により、デシク殺しのガス銃発見!
そして、新たなる標的・ソクジンが、愛人でもあるオス兄嫁と抱き合っているところを、何者かが激写!
さぁ、新たなる局面に突入だ~!
第8話 永遠の苦悩に向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインにタロットカードが届いた事を知らされるや、オスは大急ぎで駆けつける。
図書館で仕事中のヘインの背後から忍び寄る黒い影。
オスはてっきり黒い服しか着ない弁護士かと思ったのか、ヘインの肩に触ろうとする男をねじり上げた。
が、只の学生で肩にゴミが付いているから取ってあげようとしたんですって!
一方スンハの事務所にスンハの兄だという人物が訪ねてきて、知人の家に空き巣が入り、男の写真ばかりのアルバムを盗んでいったのだそうで…。
この兄と名乗る人物、韓国放送版ではバッチリ出てきてるのですが、BS朝日ではカットされているので、事務長も言ってるけど似てねー兄弟で、どういう関係なのかイマイチ分かりません。
恐らく兄と母を亡くしたスンハを引き取ってくれた恩人で、兄と慕っている間柄と考えるのが一番しっくり来る。
日本版では優香ポジション?
事務長はこの一連の事件は、12年前にカン・オス刑事が起こした事件の再現を犯人が狙っているのではと、真相に一番近い予想をスンハに話す。
自分こそが何も関係のないスンハを巻き込んでしまい、被害者やその遺族に何も力になれなかった事を悔やんでいるというのだ。
この予想と告白を聞いた時のスンハの心中や如何ほどか…。
まさか復讐のシナリオに、この事務長も頭数に入ってるのかしら?
オスを呼び出したヘインは、女帝のカードの意味をオスに話す。
女性の傍らに描かれている水仙。
水仙は死者の声を表すのだとか。
このカードの送り主は、ヘインに死者の声を代弁して欲しい…。
そんな思惑があっての事なのか。
一方刑事さんには何が届いたかを尋ねるヘイン。
オス宛の小包にはカードは無く、高校時代の写真が送られてきたのだという。
この時点ではまだ神曲のしの字も出てこない。
高校…何か引っかかりを覚えるヘインなのだった。
ともあれオスは、ヘインも犯人に狙われている可能性が高いから、くれぐれも夜一人歩きしないようにと注意した。
ヘイン家の前まで送ってもらうと、ヘインは女帝のカードをサイコメトリーした時に見た建物が、子供の頃住んでいた近所にある事を思い出す!
そこに行ってみるのは後日となるが、玄関で立ち話をしていると、ヘインの母にまた見つかってしまう。
この人は彼氏とか全然そんなんじゃなくて刑事さんよ。
そう言うと母はもう刑事に会うのはやめなさい!また病気になったらどうするの!と大激怒!!
けれどこの力は神様からもらった特別な力なのよと言ってくれたのはお母さん。
辛くなった時はこの言葉に幾度となく励まされてきたの。
やってみて傷つくほうが、やらずに傷つくよりもずっといい!
ヘインはこの事件の…死者の代弁者となる覚悟を決めたのだった。
ヘインと別れた後、オスはデシクの葬儀に向かった。
とっくの前にスンハはここに現れオスの友人とも会って冷笑をこぼしており、帰り際にオスとすれ違う。
デシクの棺の前で涙を流すオスとは対照的に、葬儀会場から出るなり天を仰ぎニヤリングとする魔王様。
スンハは満足げに帰宅すると、机の引き出しから一見オルゴールにも見える宝石箱を取り出し、愛おしそうになでてからその蓋をそっと開けた。
中には飾り気のない指輪がひとつ…。
それを見て「母さん…」と一言。
思えばこの瞬間から、魔王側の心情が少しずつ明るみになって来たような気がします!
今までは彫像のように佇む魔王様に何らモノローグがありませんでしたから!
明くる日、オスとヘインはヘインが12歳まで住んでいた近所の建物に行ってみる事にした。
そこはオスが通っていた高校だった。
建物に入るなりオスの様子がどこかおかしい。
ヘインはサイコメトラーした残像と全く同じ幻影を見る。
その逃げ惑う後ろ姿に誘われるように追いかけた!
…が、見失ってしまった。
そしてヘインの口から衝撃の事実が伝えられる!
ここの学生が一人亡くなっています。
その事件の第一発見者は私です。
凍り付くオスの前に黒い陽炎のような人影が現れる!
まさか…まさか魔王様!?(黒に反応しすぎ!)
それはオスの担任教師だった。
その担任、クドカンのドラマによく出てくる背が低くて頬がこけてるオッサンに雰囲気が何か似てるような気が。
担任と当たり障りのない世間話を終え、学校から出たふたり。
前にも増してオスの様子が明らかにおかしい。
魂が抜けたかのように、ヘインの語りかけにも上の空で、危うく車で人を轢き殺しそうに!
一方スンハは水仙の花束を抱えて木漏れ日が差す森の中に居た。
兄が凶刃に倒れ、その遺骨を抱えて母と向かった森。
目印となる3本の木の真ん中に、兄と母は眠っている…。
水仙とハッカ飴をふたつ、木の根元にそっと置いた。
その目には初めて見せるスンハの涙が…。
この時流れた韓国語挿入歌の訳詞が、これからどんどん切なくなる魔王の想いを如実に顕していて身悶えするわ!

オスは再び引き寄せられるように学校、そして事故のあった自動車の廃棄場へ…。
寄ってたかってヨンチョルをいじめるな!
お前は卑怯だ!一人では何も出来ない情けない奴だ!
正義感の強いチョン・テフンに言われた一言一言が克明に甦る。
そして…事件の全容が…!!
罪の意識に責め苛まれたオスは、その場に跪くしかなかった…。
雑感
魔王様は黒いカチッとしたスーツしかお召しにならないのねぇ…。
森の中で黒スーツって…(笑)
お陰で黒い服のキャラが出てくると、ムダにビクッとしてしまう(苦笑)
そんな魔王様のイメージカラーが赤と紫から黒と蒼に変わりました。
憎しみを滾らせるシーンでやたら青白く発光してるし、ヘイン宛の封筒は青だしね~。
本編にも書いていますが、3枚目のタロットも届き色々と次の伏線も張られ、更に魔王側の心情が少しずつ明るみになって来て、ここからがいよいよ本番ですな!
ってまだ1/3なんですよね~。
11月末・12月中旬にやりたいゲームが立て続けに出るので、それまでに何としても完走したいですな!
韓国版見ちゃうともう日本に戻れなくなりそうなBS朝日版魔王第7・8話(韓国版第5~7話相当)の感想です。
登場人物紹介
カン・オス刑事(オム・テウン、日本版・芹沢直人@生田斗真)
オ・スンハ弁護士(チュ・ジフン、日本版・成瀬領@大野智)
ソ・ヘイン(シン・ミナ、日本版・咲田しおり@小林涼子)
ナ・ソクジン(日本版・葛西)
ユン・デシク(日本版・石本)
キム・スンギ(日本版・宗田)
キム・ヨンチョル(日本版・山野)
第7話 嘆きの都に向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインはデシクに送られてきたJUSTICEのタロットカードをサイコメトリー。
オスとデシクが談笑する映像、だったら殺せ!と揉み合う学生服の少年達の映像が見える。
タロットカフェから帰宅する地下鉄のホームで、ヘインはヨンチョルとすれ違い肩がぶつかる。
すると今し方サイコメトリーしたものと全く同じ映像が見えるではありませんか!
ヘインは今すれ違った黒い服の男を追いかける。
が、運悪く近くが事務所だというスンハとぶつかり、その男を見失ってしまう。
まさかここでスンハを邪険にはできないヘイン。
スンハは確信犯でかハンカチを差し出し、汗をぬぐってくださいとヘインに手渡した。
が、肌と肌が触れあうことはなく、サイコメトリー能力は不発。
スンハはヘインをタクシーで送り届けると申し出、ヘインはそれを受けるほかなかった。
車内で、夕食はまだですか?と尋ねるスンハ。
ヘインはタロットカフェの友人と待ち合わせがあると、それをやんわり断りました。
自宅前まで来ると、オスが待ちぼうけていました。
スンハの車から降りるふたり。
しかもこれ見よがしに、今度食事でもと誘うスンハに、ヘインは「はい」とお辞儀を…。
この二人を見た時のオスの表情がとても淋しそう…。
(日本版の感想読んでくださった方は驚かれるかもしれませんが、現時点では割と刑事の方に好意的な私なのです)
オスはヘインにデシク殺人現場の遺留品のボタンのサイコメトリーを頼みこんだ。
ヘインの友人は、この力を使うととても疲れるのだから何度も何度もアテにしないでと非難するが、ヘインは私のカードが使われていると云う事は、私に関係のある事かもしれないと、その申し出を受ける。
ソラをどこにやったの!?デシクと口論の果て揉み合う女性。
銃のような何かを持ったその女性は何度も何度も引き金を引いた。
銃声は無かったが、その後急に苦しみだしたデシクの残像が…。
ヘインはいよいよ動き出した運命の歯車を感じてか、オスの身を案じる。
が、オスは逆にヘインの能力を他に知られていないか尋ねた。
敵はヘインの能力を知る者だから…。
そんな折、ヘインとオス宛それぞれほぼ同時期に宅配が届く!
ヘイン:青封筒・中に【Ⅲ THE EMPRESS 女帝】のカード
オス:赤封筒・中に約10年前のオスが平和そうに笑っている写真と、ダンテの神曲・地獄門のくだりの手紙が…
嘆きの都に向かう者 我を通り過ぎよ
永遠の苦悩に向かう者 我を通り過ぎよ
滅びの民へと向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインは女帝のカードをサイコメトリーしようとするが、いいタイミングで魔王様がやって来ちゃいましたよ。
綺麗ですね、そのカード。
そう言うなりカードを手に取るスンハ。
ひょっとして何かしらのイメージをカードに擦り込むつもりなの?
水仙の絵が描かれていますね。
それに…この女性はあなたに似ています。
スンハは素直に喜んでいいものか微妙で意味深な言葉を残して去ってゆきました。
後にこの言葉の端々が全てヒントである事に気付くことになろうとは!
デシクの解剖結果が出た。
直接の死因は肥大型心筋症。
まさかこんな持病もあったとはね!
チーム・バチスタを…否、チーム・ドラゴンを呼べ~!
喘息を患っているのなら尚のことだという。
銃から放たれたガスがその引き金に…。
そのガスの成分は更に検査に出す模様。
顧問弁護士殺しの犯人チョ・ドンソプの初公判の日取りも決まる。
その事をドンソプに伝えに来たスンハはオスと出くわす。
オスはこの一連の事件は裏で誰かが仕組んでいてデシクの事件もそうだと、事もあろうに黒幕でもあるスンハに話してしまうのだ。
魔王様は一笑に付し、これは正当防衛だから何を訴えようとこちら側が有利だと余裕綽々。
100%勝つ自信があるのかと言うオスに、この世に100%の事など無く、目に見える真実さえ見ようとしないのが人間なのだと言い放つ。
そして最後に一言。
仮に誰かが仕組んだとしたら、その真犯人の動機を考えては?
魔王様は刑事を嘲笑うように言い残して去っていった。
あぁ、全然真相に辿り着けそうにない刑事に初の重大ヒントを…!
先程魔王様に阻止された女帝のカードのサイコメトリーを改めて行うヘイン。
何者かから逃げ惑う学生服の少年の後ろ姿。
揉み合う数人の足下に踏みしだかれたハッカ飴。
キム・スンギの笑顔…。
それをオスに知らせようとするヘインは、街角でまたもヨンチョルとすれ違う!
が、その時は肩が触れ合わなかったため、見逃してしまう。
一方、デカチョーとオ・弁護士事務所の事務長は、顧問弁護士とユン・デシク事件についての関連性について話し合っていた。
それには共通の人間が絡んでいたのだ。
12年前に起こった少年犯罪。
加害者の名前はカン・オス。
被害者の名前はチョン・テフン
そっか…魔王様の本名はチョン・何某か…。
経緯は日本版と全く同じのため割愛(オイ!)
代議士の父の力を借りて無罪放免となったその晩、オスは当時担当刑事だった事務長を訪ねて来たのだという。
その目は滂沱で濡れていた…。
その頃、警察の捜索により、デシク殺しのガス銃発見!
そして、新たなる標的・ソクジンが、愛人でもあるオス兄嫁と抱き合っているところを、何者かが激写!
さぁ、新たなる局面に突入だ~!
第8話 永遠の苦悩に向かう者 我を通り過ぎよ
ヘインにタロットカードが届いた事を知らされるや、オスは大急ぎで駆けつける。
図書館で仕事中のヘインの背後から忍び寄る黒い影。
オスはてっきり黒い服しか着ない弁護士かと思ったのか、ヘインの肩に触ろうとする男をねじり上げた。
が、只の学生で肩にゴミが付いているから取ってあげようとしたんですって!
一方スンハの事務所にスンハの兄だという人物が訪ねてきて、知人の家に空き巣が入り、男の写真ばかりのアルバムを盗んでいったのだそうで…。
この兄と名乗る人物、韓国放送版ではバッチリ出てきてるのですが、BS朝日ではカットされているので、事務長も言ってるけど似てねー兄弟で、どういう関係なのかイマイチ分かりません。
恐らく兄と母を亡くしたスンハを引き取ってくれた恩人で、兄と慕っている間柄と考えるのが一番しっくり来る。
日本版では優香ポジション?
事務長はこの一連の事件は、12年前にカン・オス刑事が起こした事件の再現を犯人が狙っているのではと、真相に一番近い予想をスンハに話す。
自分こそが何も関係のないスンハを巻き込んでしまい、被害者やその遺族に何も力になれなかった事を悔やんでいるというのだ。
この予想と告白を聞いた時のスンハの心中や如何ほどか…。
まさか復讐のシナリオに、この事務長も頭数に入ってるのかしら?
オスを呼び出したヘインは、女帝のカードの意味をオスに話す。
女性の傍らに描かれている水仙。
水仙は死者の声を表すのだとか。
このカードの送り主は、ヘインに死者の声を代弁して欲しい…。
そんな思惑があっての事なのか。
一方刑事さんには何が届いたかを尋ねるヘイン。
オス宛の小包にはカードは無く、高校時代の写真が送られてきたのだという。
この時点ではまだ神曲のしの字も出てこない。
高校…何か引っかかりを覚えるヘインなのだった。
ともあれオスは、ヘインも犯人に狙われている可能性が高いから、くれぐれも夜一人歩きしないようにと注意した。
ヘイン家の前まで送ってもらうと、ヘインは女帝のカードをサイコメトリーした時に見た建物が、子供の頃住んでいた近所にある事を思い出す!
そこに行ってみるのは後日となるが、玄関で立ち話をしていると、ヘインの母にまた見つかってしまう。
この人は彼氏とか全然そんなんじゃなくて刑事さんよ。
そう言うと母はもう刑事に会うのはやめなさい!また病気になったらどうするの!と大激怒!!
けれどこの力は神様からもらった特別な力なのよと言ってくれたのはお母さん。
辛くなった時はこの言葉に幾度となく励まされてきたの。
やってみて傷つくほうが、やらずに傷つくよりもずっといい!
ヘインはこの事件の…死者の代弁者となる覚悟を決めたのだった。
ヘインと別れた後、オスはデシクの葬儀に向かった。
とっくの前にスンハはここに現れオスの友人とも会って冷笑をこぼしており、帰り際にオスとすれ違う。
デシクの棺の前で涙を流すオスとは対照的に、葬儀会場から出るなり天を仰ぎニヤリングとする魔王様。
スンハは満足げに帰宅すると、机の引き出しから一見オルゴールにも見える宝石箱を取り出し、愛おしそうになでてからその蓋をそっと開けた。
中には飾り気のない指輪がひとつ…。
それを見て「母さん…」と一言。
思えばこの瞬間から、魔王側の心情が少しずつ明るみになって来たような気がします!
今までは彫像のように佇む魔王様に何らモノローグがありませんでしたから!
明くる日、オスとヘインはヘインが12歳まで住んでいた近所の建物に行ってみる事にした。
そこはオスが通っていた高校だった。
建物に入るなりオスの様子がどこかおかしい。
ヘインはサイコメトラーした残像と全く同じ幻影を見る。
その逃げ惑う後ろ姿に誘われるように追いかけた!
…が、見失ってしまった。
そしてヘインの口から衝撃の事実が伝えられる!
ここの学生が一人亡くなっています。
その事件の第一発見者は私です。
凍り付くオスの前に黒い陽炎のような人影が現れる!
まさか…まさか魔王様!?(黒に反応しすぎ!)
それはオスの担任教師だった。
その担任、クドカンのドラマによく出てくる背が低くて頬がこけてるオッサンに雰囲気が何か似てるような気が。
担任と当たり障りのない世間話を終え、学校から出たふたり。
前にも増してオスの様子が明らかにおかしい。
魂が抜けたかのように、ヘインの語りかけにも上の空で、危うく車で人を轢き殺しそうに!
一方スンハは水仙の花束を抱えて木漏れ日が差す森の中に居た。
兄が凶刃に倒れ、その遺骨を抱えて母と向かった森。
目印となる3本の木の真ん中に、兄と母は眠っている…。
水仙とハッカ飴をふたつ、木の根元にそっと置いた。
その目には初めて見せるスンハの涙が…。
この時流れた韓国語挿入歌の訳詞が、これからどんどん切なくなる魔王の想いを如実に顕していて身悶えするわ!

オスは再び引き寄せられるように学校、そして事故のあった自動車の廃棄場へ…。
寄ってたかってヨンチョルをいじめるな!
お前は卑怯だ!一人では何も出来ない情けない奴だ!
正義感の強いチョン・テフンに言われた一言一言が克明に甦る。
そして…事件の全容が…!!
罪の意識に責め苛まれたオスは、その場に跪くしかなかった…。
雑感
魔王様は黒いカチッとしたスーツしかお召しにならないのねぇ…。
森の中で黒スーツって…(笑)
お陰で黒い服のキャラが出てくると、ムダにビクッとしてしまう(苦笑)
そんな魔王様のイメージカラーが赤と紫から黒と蒼に変わりました。
憎しみを滾らせるシーンでやたら青白く発光してるし、ヘイン宛の封筒は青だしね~。
本編にも書いていますが、3枚目のタロットも届き色々と次の伏線も張られ、更に魔王側の心情が少しずつ明るみになって来て、ここからがいよいよ本番ですな!
ってまだ1/3なんですよね~。
11月末・12月中旬にやりたいゲームが立て続けに出るので、それまでに何としても完走したいですな!